長崎市の小児科「白井小児クリニック」乳幼児健診・育児相談、各種予防接種

白井小児クリニック

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2015.06.11 Thursday
成人のMRワクチン
<麻疹(はしか)>
H27年4月にWHOから日本での麻疹排除が宣言されました。これは過去3年間に発症した麻疹が、日本固有ではなく外国由来のウイルスによることがDNA検査で確認されたためです。
従来の麻疹は診察だけで診断できましたが、近年は特徴が薄くなくなったため90%以上が血液検査でしか診断できません。そのため診断が遅れ、流行する可能性があります。

<風疹(三日はしか)>
H25年は
14,357人が発症、男性76.5%でした。
患者さんの風疹ワクチン接種回数は0回 81.4%、1回 14.7%、2回 3.8%でした( 国立感染症研究所)。
先天性風疹症候群(CRS)の赤ちゃんがH24年末からの大流行で45人見つかっています(昨年は9人,最新の診断H26年10月初旬千葉県)。
CRSは、妊娠早期に風疹にかかった母親の胎児におきる脳、耳、目、心臓の病気です。お薬では治りません。
CRSの可能性は妊娠1カ月以内に風疹にかかった場合50%以上、2カ月35%、3カ月18%、4カ月8%、6カ月以降は0%です。生ワクチンは感染力が弱いため、家族のMRワクチン接種後に風疹にかかることはありません(国立感染症研究所 HPより)。
<予防接種>
麻疹は人口の90〜95%が、風疹は80〜85%が予防接種していれば流行しないと考えられています。風疹ワクチンの効果は95〜99%ですが、流行がない時の有効期間は約1/5の人で10年くらいのようです。
昭和54年〜平成7年生まれは男女とも麻疹,風疹の予防接種率が低く、昭和54年以前生まれの男性のほとんどは風疹ワクチンを接種していません。
結婚される方,妊娠を希望される方も麻疹も予防できるMRワクチンをおすすめします。
(長崎市内の某高校で2007年に、麻疹が流行した経験があります)
生ワクチン接種=軽症の風疹にかかった状態ですので、女性の接種後のみ2カ月(2回生理があるまで)の避妊が必要です(パートナー,小児のワクチン接種後は避妊の必要はありません)。
<結論>

男性の風疹合併症はごく稀ですが、流行を止め女性(妊婦)を守るために予防接種をお勧めします。
ワクチンは風疹単独よりも麻疹も予防できるMRワクチンがあります。
麻疹、風疹に罹患したことがある場合に接種してもかまいません。
ご希望の方はかかりつけの先生にご相談ください。
当院は小児科ですが、成人の予防接種もOKです。
月イチですが日曜日に予防接種外来を行っています。

 
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